感想

自力決算をやってみた感想は、「自力決算もできなくはない」です。

 

自力決算を考えるには、色々と事情もあることでしょう。

その決意の強さによっては、検討してもよいかと思います。

 

ただ、やり遂げる意志が持てそうになければ、少なくとも決算報告書や税務申告書の作成に関しては、専門家を活用することをお勧めします。

 

自力決算を成功させるための条件としては、次のようなことが考えられます。

 

1. 会計に関してある程度知識がある

2. 既に何期か決算を行っており、過去の決算書類を参照できる

3. 決算期の業績が、前期から大幅に変わっていない

4. ソフトウェアの利用に対する抵抗がない

5. 利用するソフトウェアが対象とする条件や制約に含まれる

6. 取り組みの時間がある

 

1. 会計に関してある程度知識がある

全く会計の知識がない状態で始めるには、やや難しい作業です。

少なくとも周りで会計が分かる人を探し、支援を求めるべきでしょう。

 

2. 既に何期か決算を行っており、過去の決算書類を参照できる

過去の決算書類は、どのような会計処理をしていたか大いに参考になります。

過去の決算報告書を何度も見直し、処理の内容をしっかりと理解してください。

分からないことがあれば、まずは過去の決算書類を確認するのがよいでしょう。

 

なお、初めての決算でなければ、少なくとも前期の決算書類が必要です。

 

3. 決算期の業績が、前期から大幅に変わっていない

今までになかった会計処理が必要になる場合などは、注意が必要です。

調べれば分かることであれば調べ、どうしても分からない場合は専門家等に相談しましょう。

 

今回の自力決算では、今までになかった消費税の計算が発生しました。

試行錯誤の末、完成させましたが、途中で間違いに気づき、処理をやり直したこともありました。

 

4. ソフトウェアの利用に対する抵抗がない

会計ソフトなどの経験は別として、パソコンやソフトウェアの利用が問題なくできるかといったことです。

パソコンやソフトウェアが苦手であれば、ソフトウェアの活用とは違った道を探る必要があります。

 

5. 利用するソフトウェアが対象とする条件や制約に含まれる

自社が、ソフトウェアが対象とする法人として適しているかということです。

例えば、「税理士いらず」であれば、資本金や事業所数、消費税処理などで条件があります。

 

条件に該当しない場合でも作業ができるケースもあります。

但し、ソフトウェアのサポート外となるため、想定以上に労力を要する事態に陥ってしまうことも考えられます。

 

6. 取り組みの時間がある

初めての経験であれば、取り組み(入力)→失敗(発覚)→やり直しの繰り返しは当然と考えましょう。

時間が不足する状況で、時間に追われながら作業をしても、正しく決算できるか分かりません。

 

何とか決算報告書と税務申告書を提出できたとしても、後ほど税務署等から誤りを指摘されるようであれば意味がありません。

時間が確保でき、じっくりと取り組めるかというのも、重要なポイントの一つです。

 

とはいえ、以上のような条件を全て満たさなければならないという訳ではありません。

自分が該当する点などをしっかりと見極めて、やるやらないを判断すればよいでしょう。