まちづくり研究会で、少し話題になったものです。
経済産業省の産業構造審議会の「中心市街地活性化部会」でまとめられた、中心市街地の再活性化に向けた提言です。
40ページを越える、まとめとなっています。
中心市街地活性化に関する取り組みの現状の課題を洗い出し、今後の効果的な取り組みへの提言を行っています。
中心市街地のエリアの見直しや協議会の事務局機能の強化など、それぞれに的確な指摘がされていります。
ただ1つ、自分は意見を異にする点があります。
中心市街地の活性化に対する、最も大きな問題と考えているところです。
それは、「推進者の力不足」です。
中心市街地の活性化は、単なる業務ではないと考えています。
その実行には、非常に高い能力が要求されることになるでしょう。
しかし残念ながら、その要求に応えられたケースが、限られたのではないでしょうか。
中心市街地の活性化を推進する者には、特に3つの点が強く求められると考えます。
「情熱」と「スキル」、そして「協力を得る力」です。
恐らく、成功したと言われる事例では、これらを持った何らかの推進者がいたと想像されます。
逆に、成功とは言い難い事例では、このような推進者がいなかったのではないでしょうか。
中心市街地の活性化には、高いマネジメント能力やリーダーシップなどが要求されるでしょう。
そのような要求に応えられるような人間になっていきたいです。