昨日、コンテンツビジネス研究会に参加しました。
今回も、オンラインです。
新型コロナウイルス感染症の状況により、当面はオンライン開催が続く予定です。
テーマは、「コロナ禍前後の音楽業界」でした。
コロナ禍前後で音楽業界がどうであったか、どう変化したのかといった内容で、発表がありました。
コロナ禍前の音楽業界としては、次のような点が印象的でした。
- 世界の音楽産業の収益で、ストリーミングのシェアが50%を超えた
- 世界の音楽産業の収益は、2010年代前半まで下降が続いていたが、ストリーミングの拡大と共に上昇に転じている
- 日本は、音楽配信(ストリーミング、ダウンロードなど)のシェアが1/4未満で、世界とは異なる様相となっている
コロナ禍後の音楽業界では、ライブ市場を中心とした状況の紹介がありました。
2020年の日本のライブ・エンタメ市場の規模は、2019年に比べて1/3程度になるといった見通しが出ています。
その中でも、デジタルライブは、市場規模の拡大が期待できるそうです。
新常態の中で音楽業界がどう変わっていくか、活発な意見交換がありました。
ライブ市場では、リアルとデジタルの違いを理解しつつ、その両方をうまく組み合わせて市場を大きくする必要があるかと考えられました。